永遠亭comacの出張版(ほぼ将棋について)

将棋についてつぶやく(腕前は超ド素人)

【2023年度】藤井竜王・名人の年度勝率の更新は?

というわけで、藤井竜王名人の今年度の対局が終了しました。 改めて結果がこちら 名人戦:タイトル奪取(4勝1敗)叡王戦:タイトル防衛(3勝1敗)棋聖戦:タイトル防衛(3勝1敗)王位戦:タイトル防衛(4勝1敗)王座戦:タイトル奪取(3勝1敗+4勝0敗)竜王…

持将棋についての見解

2月4日棋王戦第1局で藤井棋王先手番の角換わり腰掛け銀でしたが、129手を持ちまして持将棋となり、0勝0敗1分となりました。 今回のタイトル戦の相手は伊藤七段ですが、実は同じことを佐々木勇気八段を相手にやっていました。本人曰く、その時もこの将棋と同…

将棋界の魅力は数字では測れない

今回このタイトルにしたのは「藤井八冠は10年維持する」とか「タイトル200期獲る」とか言っている奴いるけど、そういうこと言っている奴は将棋見るなと言いたい。その理由は後程説明します。 藤井八冠は現役最強で隙が無い。しかも、勝率8割超えは2017年から…

藤井八冠の生涯獲得タイトル数が150期は無謀過ぎる

www.youtube.com 今日はこれについて書きます。 それで先にうちなりの見解を言うと150期は無謀過ぎ。せいぜい行っても120期行けば凄いのかなと思う。 なぜ、この計算を否定するのかと言うと 1.藤井八冠は人間です2.藤井八冠を超える棋士が出ない理由が無…

藤井八冠の今期の成績予想してみた

今期の成績は32勝5敗 .865とと今年も年度勝率更新するのではと騒いでいる状態です。 しかし、去年と違うのは銀河戦終わった時点でこうなります 銀河戦0-1 32勝6敗 .842銀河戦1-1 33勝6敗 .846銀河戦2-0 34勝5敗 .872 現時点で12月末現在で去年の12月までの勝…

藤井八冠の活躍の裏で将棋界の情勢が変わる?

王将戦挑戦者決定リーグが終了して菅井八段が挑戦権獲得しました。 ただ、見ていて思ったのが永瀬九段の腕が落ちたという事ではなく、他の棋士が上がってきたというのが正しいと思います。 それはどういうことか。 実は、今年度の挑戦者はこういう感じです …

藤井八冠誕生ということでいろいろと

Q:八冠独占ってどれくらい難しいのか。 A:簡単に説明すると陸上競技のトラック種目を全種目金メダルとるような感じ。 ざっくり過ぎましたが、八冠独占って相当難しいわけで、1つ2つタイトルとるなら出来ても全部取るというのは至難の業。つまり、タイト…

これ、年内に勢力図が変わる可能性もある。

現状のレーティングについて 1位 2081 藤井聡太七冠2位 1914 豊島将之九段3位 1895 永瀬拓矢王座4位 1865 菅井竜也八段5位 1845 佐々木大地七段6位 1843 伊藤匠七段7位 1837 羽生善治九段8位 1835 渡辺明九段 このような状態になっています。 というと分かり…

藤井聡太竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖の現状

つまり藤井七冠についての現状のデータ ・棋戦優勝回数(タイトル奪取・防衛、一般棋戦優勝)26回(うち、タイトル17期、一般棋戦9回) これは皆さんもご存じの通りだと思います。中でも、タイトル戦は17回出場し1度も敗れていません。 そして、去年度は将棋…

王座戦第3局について思ったこと

議題「王座戦第3局、後手永瀬王座の66手目△4一飛について」 という議題ではないですが、ここ中心に書こうと思います。 というのも、その前の局面(65手目▲2一飛)までで形勢はどうだったか。 囲碁将棋 永瀬王座92~93% 藤井竜王・名人7~8%ABEMA 永瀬王…

データから見る藤井竜王・名人

直近1年間の藤井竜王名人の成績 59勝11敗 0.843 レート2093(+32) 実はこれを見るとかなり調子がいいという風に見えますというのも、その前の1年間(2021年8月19日~2022年8月19日)は39勝12敗で0.765だったのです。その理由が結構簡単で一般棋戦ではそこま…

とあるサイトのレーティングから偏差値を求めてみた

レート 偏差値 藤井聡太 竜王 2067.0 83.666 永瀬拓矢 王座 1891.2 72.069 豊島将之 九段 1885.2 71.673 渡辺明 名人 1854.8 69.668 広瀬章人 八段 1841.0 68.757 羽生善治 九段 1838.1 68.566 佐々木大地 七段 1824.8 67.689 菅井竜也 八段 1813.6 66.950 …

本当の2番手は誰?

今日は難しい分析。 というのも、2番手争いが本当に分からない。 レーティング上では 1903(1919) 永瀬王座1884(1897) 豊島九段1848(1865) 羽生九段1836(1855) 広瀬八段1835(1849) 渡辺名人 ※参考 2082(2099) 藤井竜王 となってますが、実質僅差…

藤井竜王の強さをAIが認めた?

今日は藤井竜王についてだけど、とんでもないデータが判明したので取り上げました 4月12日付け 北陸中日新聞 そこには、棋力を客観的に分かるように数値化することに成功したということです。 そして、記事には平均損失と書いてあって、1手指すことにどれく…

本来なら渡辺名人は今頃名人の永世資格得ていたのでは?

今日は珍しく・・・ではないんだけど、渡辺名人のタラレバ。 今期の名人戦は渡辺名人と藤井挑戦者(竜王含む六冠) そして、渡辺名人は現在3連覇中。今期は藤井竜王が挑戦者になったことで永世名人難しいのではと言われている。 しかし、実は本来なら永世名…

藤井竜王 六冠達成・・・どころの騒ぎではなかった

いや、正直無理だと思った。 六冠は予想自体はできたが、一般棋戦全優勝は運で何とかなったではないかと思う 実は順調だったというのはJT杯だけ。全部相手に触れることなく快勝した感じでした。ただ、朝日杯は準決勝はあと数手で投了してもおかしくない場面…

【1/15版】藤井竜王の最終勝率予想【年度最高勝率超えあり】

未公開対局分除いての現在の藤井竜王の成績 46局 39勝7敗0.8478 以下年度最高勝率更新条件(順位戦のプレーオフ除く) 朝日杯 NHK杯 最高 新記録の条件 2-0 3-0 53-7 0.8833 棋王・王将で合わせて2敗と順位戦全勝または、タイトル戦無敗と順位戦で1敗まで 2-…

藤井竜王、まさかの年度最高勝率超え?

実はネタバレになるから銀河戦の出来事は伏せておきますが、大変なことが起きています。 現在の藤井竜王の成績はこちら 30勝7敗 .811 6年連続8割超えも射程圏内に突入だが、新たな情報として年末までで8割3分3厘まで上昇した場合、8割5分も狙える位置につけ…

マスク未着用での反則問題

正直言うとこればかりは仕方がないと思う。 というか、ホリエモンや松丸君の兄が変なこと言っているけど、状況もルールも知らない奴の意見はほっといて 28日のA級順位戦で佐藤天彦九段が30分以上のマスク未着用のため反則負けとなりました。それを指摘したの…

棋王戦のお話

久々に将棋の方のブログ書くけど、その前に うちらというか、将棋を題材にして記事を書いたり動画上げたりしている人って将棋できる出来ないよりも、まずは間違った情報を流さないことが大事だったりします。 なので、事前に調べて理解したうえで書いていま…

王将リーグ開幕

久々に棋戦の話します 本日(9/19)から王将戦挑戦者決定リーグが開幕します。 前期は藤井王将(=竜王・王位・叡王・棋聖)が5連勝で最終戦待たずに挑戦者になり、指し込みありのストレートで王将位奪取しました。 このリーグはいろいろあって、前期は豊島九…

藤井竜王がもしプロになっていなかったら

www.youtube.com 先日、この動画が上がっていたので深く考察したいと思います。 まず、一つ考えられるのは渡辺名人の無双はあり得たといえます。渡辺名人は八つのタイトルのうち六つタイトル獲ったことあります。さらに言うとほかの2つも挑戦者決定戦まで行…

藤井竜王がいつタイトル失冠するのか?

現在9期獲得の藤井竜王。ペースが早過ぎで、タイトル戦で全て勝利している状況です。 このこと自体はそうですが、歴代の棋士の10期到達で羽生九段は12回目。大山十五世名人、中原十六世名人、渡辺名人は14回目。谷川十七世名人は17回目。米長永世棋聖は27回…

【世代交代?】若手棋士の活躍について考える

出口六段で64人目のタイトル戦登場となります。 実は、現在で370人前後がプロ棋士になっている。まあ、現在は棋士番号というのがあるが、1977年に制定されたため、それ以前に退会、死去した棋士には番号が付与されていない。 この前、引退された桐山九段は93…

【叡王戦第1局】やっぱり横綱相撲でした。

展開とかは棋譜並べのYouTubeを見てください。 個人的な感想は、藤井叡王の貫禄勝ちだけど、結構早い段階で藤井叡王の研究範囲から外れた感じがしました。それもそのはず、23手目で50分近くの差がありました。 50分差自体は珍しいとは思いませんが、4時間の…

【明日から名人戦第2局】A級順位戦の対戦順が決まりました。【対局場は金沢】

第81期の順位戦の日程が決まりました。 基本的にB1~C2は日付決まっていて、前後にタイトル戦があると別日になることがあります。去年藤井竜王は5回別日になりました。 そしてA級は1~7回戦は日付は決まっていません。つまり一斉対局ではないのです。ただ、A…

藤井竜王の今期の勝率は?

今年、覚醒元年だと思います。 個人的な感覚だと、フリー〇で例えるならまだ第2形態じゃないかと思うんです。今年20歳になり、普通なら今から急上昇するはず。さらに藤井竜王は早熟ではない気もします。つまり、今から第3形態になって、25前後にはゴールデン…

【叡王戦】挑戦者が決定しました。

正直、服部四段が挑戦者になったら富山行こうと思ってましたw 出口六段の印象 藤井叡王と出口六段の直近10局の成績 藤井叡王の直近10局 出口六段の直近10局 展望は? てなわけで、4月2日叡王戦の挑戦者決定戦が行われました。 今対局は本当に激しかった。評…

続・叡王戦の永世について考えてみる

前回はこちら terumokosho.hatenablog.com 前回永世称号について書きましたが、ちょっと考えが変わったので書きます。 前回は連続5期か通算10期と書きましたが、叡王戦が全棋戦の中で最も難しい棋戦のような気がするのです。 前叡王の豊島九段と斎藤八段が本…

今年度のタイトル戦が全て終了しました

名人 渡辺明(2年連続)竜王 藤井聡太(初)王位 藤井聡太(2年連続)王座 永瀬拓矢(3年連続)棋王 渡辺明(10年連続)叡王 藤井聡太(初)王将 藤井聡太(初)棋聖 藤井聡太(2年連続) (敬称略) ということで今期のタイトル戦がすべて終了しました。 藤…