永遠亭comacの出張版(ほぼ将棋について)

将棋についてつぶやく(腕前は超ド素人)

本来なら渡辺名人は今頃名人の永世資格得ていたのでは?

今日は珍しく・・・ではないんだけど、渡辺名人のタラレバ。

今期の名人戦は渡辺名人と藤井挑戦者(竜王含む六冠)

そして、渡辺名人は現在3連覇中。今期は藤井竜王が挑戦者になったことで永世名人難しいのではと言われている。

 

しかし、実は本来なら永世名人取れてもおかしくないと思います。

何故永世名人獲れてもおかしくないかについて過去のデータなどから考察したいと思います。

 

第21期竜王戦

この時、渡辺竜王(当時)は4連覇中で防衛すれば連続5期となり永世竜王の資格を得られる。しかしこの時の挑戦者はこの年19世名人の資格を得た最強の挑戦者羽生名人(当時)だった。しかも、羽生名人も奪取すれば通算7期で永世竜王の資格を得られる状態だった。つまり、史上初の初代永世竜王をかけたタイトル戦だった。

結果は3連敗のあとの4連勝で渡辺竜王が連続5期達成となり永世竜王の資格を得た。

2011年から複数冠保持

その時は竜王7連覇達成していたが、他のタイトルには手が届いていなかった。
しかし、2011年に8年ぶりの王座への挑戦権を得てタイトル戦3連勝で羽生王座の20連覇(しかも、前年まで6年連続3勝0敗)を阻止し王座のタイトルを獲た。これが初めての複数のタイトル保持となり、翌年は王座は失冠したものの棋王と王将を奪取し初の三冠となった。

2010年からA級に参加

2009年度のB級1組で10勝2敗で昇級し初のA級に昇級。

しかし、そこに待っていたのは羽生・森内の壮絶なる殴り合いだった。
この当時、永世名人同士のタイトル戦という事態に発展し、渡辺竜王も成績は良かったが挑戦者まで行かなかった。

永世名人の可能性は?

あったと思います。というか、初のA級昇級からB級1組に陥落までの8年間で15期タイトル獲得していて、普通に考えたら名人位も獲れてもおかしくないと思います。

ただ、羽生九段も全盛期の最中だったことからどこまで通用できたかはわかりません。それでも、その8年で2~3期は獲れたのではないかと思います。

その理由が特別成績が悪いというわけではない上に8年間のうち6勝3敗以上が5回ということ。つまり、6勝3敗はプレーオフに絡んでもおかしくない成績でどこかで運悪く落としている対局もあると思います。そう考えると、タイトル戦を2~3度絡んでもおかしくないと思います。

それでも永世名人を獲得できた時期は実は前期だったのかなと思います。

あと、今後永世名人の可能性はどうかというと、無いと言いたいところですが断言はしたらダメなのかなと思います。つまり、藤井竜王がそのまま5連覇もありえるけど、渡辺名人がきっかけさえ掴めれば奪取できる可能性も無くもないのかなと思います