永遠亭comacの出張版(ほぼ将棋について)

将棋についてつぶやく(腕前は超ド素人)

藤井竜王がいつタイトル失冠するのか?

現在9期獲得の藤井竜王。ペースが早過ぎで、タイトル戦で全て勝利している状況です。

このこと自体はそうですが、歴代の棋士の10期到達で羽生九段は12回目。大山十五世名人、中原十六世名人、渡辺名人は14回目。谷川十七世名人は17回目。米長永世棋聖は27回目。森内九段は19回目。佐藤康九段は29回目でした。

つまり、羽生九段も異次元と言えば異次元言えるレベルだけど、藤井竜王の場合9期のうち5回ストレートは羽生九段以上のレベルと言えると思います。

今は記録だけ見ての話だけど棋士のピークというのも触れると、20代後半から30歳でピーク迎える人が多いです。その後はというとピークをどこまで維持するかになるのです。羽生九段が45過ぎても複数冠維持していることはかなり稀で、そのころにはタイトル戦登場自体厳しいと言われています。

そうなると、A級棋士+名人は藤井竜王除いて、現在ピーク維持している状態かピークを完全に過ぎたかのどちらかになるのです。つまり、現状で藤井竜王と番勝負しても勝つことは物凄く難しいと思います。

その上で、24歳以上で四段昇段した棋士も無理だと思います。その理由が結構早い段階で形ができてそれ以上伸びることは難しいと思います。

 

つまり、

10代でプロ棋士になる→ピークまで10年以上ある→タイトル獲れる可能性 中~大
20歳過ぎてからプロ棋士になる→ピークまで時間がない→タイトル獲れる可能性 低

と考えられる。
現時点で期待勝率がレーティン2位の豊島九段さえも70%超えている時点かつピークまでまだ10年近くある藤井竜王は現状のタイトル戦は全て奪取・防衛してもおかしくない。

 

それで本題のいつ藤井竜王がタイトル失冠するのかですが、伊藤匠五段と服部慎一郎四段のどちらかが来たときにあり得ると思います。
現状ではかなり開いているが、彼らがA級棋士にバンバン勝つようになったら、タイトル戦登場し奪取も考えられるのではないかと思います。

なお、渡辺名人、永瀬王座、豊島九段は藤井竜王からタイトル奪取は出来ないと思っています。実は調子の浮き沈みが激しく、今の藤井竜王に倒すには最低でも全ての年度で6割以上を今も保っていないと厳しいと思います。永瀬王座除いて2人は指し分けか5割切ったことあります。永瀬王座も今年5連敗は不安材料でいつ6割切れてもおかしくないと言えるのではないかと思います。つまり、ただ強いだけでなくA級昇級後も全てにおいてタイトル戦挑戦まで絡むくらいの活躍しないと厳しい。その為には毎年6割5分以上の成績は必要になってくるのではないかと思います。