永遠亭comacの出張版(ほぼ将棋について)

将棋についてつぶやく(腕前は超ド素人)

【2023年度】藤井竜王・名人の年度勝率の更新は?

というわけで、藤井竜王名人の今年度の対局が終了しました。

改めて結果がこちら

名人戦:タイトル奪取(4勝1敗)
叡王戦:タイトル防衛(3勝1敗)
棋聖戦:タイトル防衛(3勝1敗)
王位戦:タイトル防衛(4勝1敗)
王座戦:タイトル奪取(3勝1敗+4勝0敗)
竜王戦:タイトル防衛(4勝0敗)
王将戦:タイトル防衛(4勝0敗)
棋王戦:タイトル防衛(3勝0敗1持)

将棋日本シリーズ:優勝
銀河戦・朝日杯・NHK:準優勝

 

ということで最終成績は46勝8敗.852ということになりました。

 

実は結構早い段階から年度勝率更新は不可能かなと思っていました。というのも、早指しの一般棋戦は例え絶対王者の藤井八冠でも負ける可能性は全然ある。だから、4敗は確定と最初から考えていました。つまり、名人・叡王棋聖・王位・王座まででの5敗の時点で一般棋戦の2つ3つは優勝しないと年度勝率更新が無理な状況になったのが大きかったのです。

早指し棋戦は正直誰が優勝するかわかりません。過去に杉本八段が豊島九段を下すということあったり、四段の棋士が優勝というのとか番狂わせが常に起こっている感じなのです。だから、来期年度勝率更新するためにはタイトル戦で3敗以内が条件になるかと思います。

タイトル戦 28勝3敗の場合
一般棋戦優勝なし  最大13勝4敗→41勝7敗.8542(歴代2位)
1棋戦優勝 8~14勝3敗→42勝6敗.8750~36勝6敗.8571

つまり、タイトル戦で3敗でも年度勝率更新を逃す可能性は全然あるので一般棋戦で1優勝も付け加えて条件になると思います。

持将棋についての見解

2月4日棋王戦第1局で藤井棋王先手番の角換わり腰掛け銀でしたが、129手を持ちまして持将棋となり、0勝0敗1分となりました。

今回のタイトル戦の相手は伊藤七段ですが、実は同じことを佐々木勇気八段を相手にやっていました。本人曰く、その時もこの将棋と同じくらいの手数で成立した模様。

 

ここから本題だけど持将棋にする目的というとタイトル戦の場合確実に3回先手番をとるという意味があると思うんです。

実は千日手の場合は先後入れ替えて成立から30分後に対局となり、その対局の前後が入れ替わるだけであって、伊藤七段が指し直し局で先手番になるだけ。ただ、もう1回千日手になったら再び藤井棋王が先手番となり、結局のところ千日手だと意味が薄いんです。

しかし、持将棋で特にタイトル戦の場合メリットが大きくて、両者とも3回ずつ先手番来るということ。さらに伊藤七段は藤井棋王の先手番を潰すことによって伊藤七段の先手番が増えたということ。

そして、次局以降で持将棋にしても意味がありません。第5局目で振り駒し、第6局は第5局の先後入れ替え。第7局は再び振り駒し先手番来る保証はありません。

 

つまり、確かに対局としては物足りないと思う人はいると思いますが、タイトル戦は1シリーズ(5番、7番勝負)なのでこれはこれで作戦としてありと言えます。

将棋界の魅力は数字では測れない

今回このタイトルにしたのは「藤井八冠は10年維持する」とか「タイトル200期獲る」とか言っている奴いるけど、そういうこと言っている奴は将棋見るなと言いたい。その理由は後程説明します。

 

藤井八冠は現役最強で隙が無い。しかも、勝率8割超えは2017年からずっと維持されていて今年度も達成するのではないかと言われている。しかも、歴代最高勝率超える可能性も残っている。

つまり、データを見るとずっと八冠維持されるんじゃないかとも思えてしまう。

しかし、データやレーティングを鵜呑みにするのは違うと思います。

その理由が渡辺九段のグラフを見ると分かりますが人間である以上いろんな感情やプレッシャーを抱えながら対局に挑んでいます。渡辺九段の場合2017年に初めて負け越したけど、その理由で前年度の事件のことを気にしていたとも考えられる。つまり、ひとつ何かあると感情が将棋に影響及ぼすのです。あと、王座戦第4局もそういう瞬間があった。永瀬王座(当時)が▲5三馬の瞬間、解説の木村九段、佐藤康光九段は驚いていて、形勢も一気に藤井七冠(当時)に傾いた。解説のお二方がすぐに▲4二金と言っていたくらいそこまで難しくないだろうと思うけど、実際永瀬王座が焦っていたという部分あったのかなと

つまり、盤外戦とは全然違うけど、棋士は常にプレッシャーと戦っている状態。藤井八冠も同じです。ただ、今の藤井八冠は勝負でのプレッシャーは無く、どちらかと言うと将棋を楽しんでいる雰囲気があって勝負師という顔には見えません。

藤井八冠は今はそういう状態でも、これからの人生において恋愛、結婚もそうだけど様々なことが起きるのです。時には鬱までは行かなくても感情的になるときもあるし、それがどう将棋に影響するかわかりません。

 

それで、「『藤井八冠は10年維持する』とか『タイトル200期獲る』とか言っている奴いるけど、そういうこと言っている奴は将棋見るな」というのは将棋界を軽視しすぎ。将棋界をレーティングやデータでは分からない部分、それが人間味の部分で常に変化し続けます。うちはどういう感情で対局に臨んでいるのかというのを見るのが好きで、永瀬九段がタイトル失冠が大きく影響しているのも分かりました。つまり、数字では見えない部分があるから面白いわけで、レーティングやデータを鵜呑みにして語るのは違うと思います

藤井八冠の生涯獲得タイトル数が150期は無謀過ぎる


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今日はこれについて書きます。

それで先にうちなりの見解を言うと150期は無謀過ぎ。せいぜい行っても120期行けば凄いのかなと思う。

 

なぜ、この計算を否定するのかと言うと

1.藤井八冠は人間です
2.藤井八冠を超える棋士が出ない理由が無い
3.単に藤井八冠のいいとこ取りしているだけの計算
4.数学の結果と現実と一緒にしている

だからです。
ただ確かに藤井八冠は調子悪いと言いながらも未だに3連敗無いし8割もキープしているから最低150期も期待できると思います。

 

しかし、これは現実的な事でしょうか?

藤井八冠とは言え、いくら何でも残り131期も獲得は厳しいのではないか?

 

恐らく、単純計算でタイトル戦出場が60歳が最後だとした場合40歳までに120~130期超えないと厳しい。つまり残り19年で101~111期という事は毎年六冠保持しないといけないという事です。

今の能力的にはしばらく八冠維持は続きます。しかし、伊藤七段があっという間に森下九段のタイトル戦出場記録を超えた場合一気に半分まで減ることも考えられ、藤本四段やこれから出てくる棋士が活躍すると第一線で活躍できても五冠維持すら厳しいと思います。

なお自分はこういう感じかなと考えています

2024~2025年 八冠維持→2026年七冠に後退
2027~2032年 五冠以上を維持(30歳の時点で70期)
2033~2042年 四~五冠維持(40歳までで115期)
2043~2052年 一~三冠以上維持(50歳までで130期)
2053~2072年 タイトル2~3期獲得できればいい方

生涯タイトル数 130~135期

これでも正直贔屓目で見たところでも130期くらいが限界だと思います。

 

ちなみにその動画では無茶苦茶贔屓に見ていて320期という数字が出ています。それは本当にロボット以外ありえない話です。

320期という事はここから25年八冠維持しないと無理です。大山十五世名人でも全冠制覇の最後は44歳でした。ただ、大山先生の場合は晩成型で40~47歳の時がピークで66歳でタイトル戦出場という記録が残っています。

つまり、25年も八冠維持は非現実的で、対抗馬も当然出てくるし、無理だと思います。さらに25年も八冠維持されたら流石に将棋ファンが9割くらいの人が離れますよ。

 

なので結論としまして、数学的に120期~320期となっているけど、現実的に考えると120期から多くても150期届くかどうかが正しいと思います。

なお、八冠という事は年の半分は対局と移動。それ以外に公務として免状や将棋大会の立会だったり結局まとまった研究時間が取れないのではないかと思います。つまり、維持するというのはとても困難な事だという事です。

藤井八冠の今期の成績予想してみた

今期の成績は32勝5敗 .865とと今年も年度勝率更新するのではと騒いでいる状態です。

しかし、去年と違うのは銀河戦終わった時点でこうなります

銀河戦0-1 32勝6敗 .842
銀河戦1-1 33勝6敗 .846
銀河戦2-0 34勝5敗 .872

現時点で12月末現在で去年の12月までの勝率(35勝7敗 .833)超えるのは確定です。

これが年度勝率とどう絡むのか?

王将戦の挑戦者は菅井竜也八段に決定。その藤井八冠が防衛する確率が96%
棋王戦の挑戦者は広瀬・本田・伊藤の誰か。広瀬九段・本田六段は98%、伊藤七段は95%の確率で藤井八冠が防衛

  期待勝率 4-0 4-1 4-2 4-3
藤井八冠 79.00% 38.95% 32.72% 17.18% 7.21%
菅井八段 21.00% 0.19% 0.61% 1.21% 1.92%
  期待勝率 3-0 3-1 3-2  
藤井八冠 87.30% 66.53% 25.35% 6.44%  
広瀬九段 12.70% 0.20% 0.54% 0.94%  
  期待勝率 3-0 3-1 3-2  
藤井八冠 88.10% 68.38% 24.41% 5.81%  
本田六段 11.90% 0.17% 0.45% 0.78%  
  期待勝率 3-0 3-1 3-2  
藤井八冠 82.40% 55.95% 29.54% 10.40%  
伊藤七段 17.60% 0.55% 1.35% 2.22%  

これが番勝負における確率で王将戦棋王戦の両方ともストレートで防衛する確率は25%以上あるのです。

つまり、

7勝0敗 21.8~26.6%
7勝1敗 33.3~49.0%

1敗以内の確率が45.1~75.6%で十分あり得ます、それを踏まえてこうなります。

銀河戦0-1 39勝6敗 .867 か 39勝7敗 .847
銀河戦1-1 40勝6敗 .870 か 40勝7敗 .851
銀河戦2-0 41勝5敗 .891 か 41勝6敗 .872

つまり、王将戦棋王戦が7‐0でNHK・朝日で1勝上げた時点で達成する可能性あり。

さらに、全棋戦優勝且つ全勝した場合9割超えもあり得ます。

 

それでも、年度勝率更新は厳しいという見方が正しいと思います。その理由が単純で早指し戦は何が起きるか分からないからいつ負けてもおかしくない。今期の銀河戦も初戦敗退もありえた。だから銀河戦優勝し、王将戦3連勝した時点で初めて新記録が見えてくるのかなと思います

藤井八冠の活躍の裏で将棋界の情勢が変わる?

王将戦挑戦者決定リーグが終了して菅井八段が挑戦権獲得しました。

ただ、見ていて思ったのが永瀬九段の腕が落ちたという事ではなく、他の棋士が上がってきたというのが正しいと思います。

それはどういうことか。

実は、今年度の挑戦者はこういう感じです

名人戦 藤井聡太 竜王プレーオフ敗者 広瀬章人 八段)
叡王戦 菅井竜也 八段(挑決敗者 永瀬拓矢 王座)
棋聖戦 佐々木大地 七段(挑決敗者 永瀬拓矢 王座)
王位戦 佐々木大地 七段(挑決敗者 羽生善治九段)
王座戦 藤井聡太 竜王・名人(挑決敗者 豊島将之九段)
竜王戦 伊藤匠七段(挑決敗者 永瀬拓矢九段)
王将戦 菅井竜也 八段(2位 羽生善治九段)
棋王戦 本田・広瀬・豊島・伊藤匠のいずれか

ちなみに去年度は

名人戦 斎藤慎太郎 八段(2位 糸谷哲郎 八段)
叡王戦 出口若武 六段(服部慎一郎 五段)
棋聖戦 永瀬拓矢 王座(挑決敗者 渡辺明 名人)
王位戦 豊島将之 九段(挑決敗者 池永天志 五段)
王座戦 豊島将之 九段(挑決敗者 大橋貴洸 七段)
竜王戦 広瀬章人 八段(挑決敗者 山崎隆之 八段)
王将戦 羽生善治 九段(2位 豊島将之 九段)
棋王戦 藤井聡太 竜王(挑決敗者 佐藤天彦 九段)

こう見ると豊島九段や永瀬九段がまだ健在ともいえるけど、レーティングの差が縮まっているので今年菅井八段・佐々木大地七段が2度、伊藤匠七段が1回挑戦者になっているのです。さらに、今年度は豊島・永瀬の挑戦者としてのタイトル戦出場がゼロの可能性も高いです。ということは、この状況は今後も続くと思われます。

具体的には?

伊藤匠七段が20歳で挑戦者になったことが大きく、ここからさらに経験詰んでタイトル戦出場機会を増やす。菅井八段は順位戦で1差で追いかけている状況。その反面、全部が全部まで行きませんが今まで以上に挑戦者決定戦まで上がるのも厳しくなって誰が挑戦者になってもおかしくないと思います。そして、数年後には3年前の状況から大きく変化することは間違いないと

藤井八冠は?

マジで来年いっぱいは八冠維持してもおかしくないと思います。もっと厳しい状況を言うとレーティング200差は誰が挑戦者になっても跳ね返されて当たり前。つまり、レート2位以下が混沌としている間は八冠維持が続き、完全に2番手争いから抜け出した棋士が出たら八冠の牙城を崩せるのかと思います。

藤井八冠誕生ということでいろいろと

Q:八冠独占ってどれくらい難しいのか。

A:簡単に説明すると陸上競技のトラック種目を全種目金メダルとるような感じ。

 

ざっくり過ぎましたが、八冠独占って相当難しいわけで、1つ2つタイトルとるなら出来ても全部取るというのは至難の業。つまり、タイトル数が多くなるにつれてダブルタイトル戦が組まれることが多くなり、それに順応しなければいけません。

大山康晴十五世名人が全五冠独占の時はタイトル戦が被る時期はありましたが今ほどではなく1965年度当時の記録だと

名人戦 4月8日~6月4日
棋聖戦 6月9日~7月23日(前期)
王位戦 7月29日~9月10日
十段戦 10月29日~1月7日
棋聖戦 12月21日~2月14日(後期)
王将戦 1月17日~3月29日

当時、棋聖戦が年2回ありまして、羽生九段が初めて七冠挑戦の時1994年まで続いていました。そして羽生全七冠独占の時はというと

名人戦 4月7日~5月30日
棋聖戦 6月19日~7月8日
王位戦 7月4日~8月29日
王座戦 9月2日~9月22日
竜王戦 10月20日~12月13日
王将戦 1月11日~2月14日
棋王戦 2月10日~3月8日

こう見ると、たまたまかぶっていない感じがしますが、94年度はそれよりもハードです

名人戦 4月11日~6月7日
棋聖戦 6月11日~7月14日(前期)
王位戦 7月8日~9月20日
王座戦 9月2日~9月27日
竜王戦 10月18日~12月9日
棋聖戦 12月13日~1月6日(後期)
王将戦 1月12日~3月24日
棋王戦 2月11日~3月10日

そして、藤井八冠誕生した今は

名人戦 4月5日~6月1日
叡王戦 4月11日~5月28日
棋聖戦 6月5日~7月18日
王位戦 7月7日~8月23日
王座戦 8月31日~10月11日
竜王戦 10月6日~12月14日(予定)
王将戦 1月8日~3月12日(前年度の実績)
棋王戦 2月5日~3月19日(前年度の実績)

こんな感じになっていて、これが最終局までもつれると

名人戦 4月5日~6月28日
叡王戦 4月11日~6月17日
棋聖戦 6月5日~8月1日
王位戦 7月7日~9月20日
王座戦 8月31日~10月30日
竜王戦 10月6日~12月14日(予定)
王将戦 1月8日~3月26日(前年度の実績)
棋王戦 2月5日~3月29日(前年度の実績)

つまり、タイトル戦が最大3つ重なることになり、日程的にも厳しい。そのうえで全冠独占となると来年の王座戦まで大体この日程になるということ。
そして、八冠達成で今後どういう日程になるか

名人戦 4月5日~6月28日
叡王戦 4月11日~6月17日
棋聖戦 6月5日~8月1日
王位戦 7月7日~9月20日
王座戦 8月31日~10月30日
・将棋日本シリーズ 7月1日~11月19日
竜王戦 10月6日~12月14日(予定)
銀河戦 8月5日~10月31日(決勝Tのみ)
・朝日杯 1月14日~2月23日(本戦Tのみ)
王将戦 1月8日~3月26日(前年度の実績)
棋王戦 2月5日~3月29日(前年度の実績)
NHK杯 11月~2月13日(3回戦から)

過去にあった実績でいうと、2021年9月2日棋王戦本戦トーナメントあって翌日銀河戦。10日後にタイトル叡王戦の後渡辺九段に負けるというような日程を組まされるのです。これがトップ棋士の宿命であり、これを消化するのは厳しいのです。つまり、2つ3つ平行に行われている棋戦があるので順応力が必要。そして、毎回トップ棋士同士の対局が続くので普通ならこの日程をこなすのも厳しい。羽生九段が当時七冠維持できたのも半年だけで拮抗していたこともありますが、それ以上にスケジュールが大変だったのかなと思います。

現状、藤井八冠はどうか。

結論から出いうと、全冠防衛もあり得るのではないかと思います。その理由がレーティング。羽生九段の時は100~180の差でしたが、藤井八冠の場合200~300でこの数字ってこの対局者に対しても8割以上の確率で勝つということなんです。つまり、1局当たりの期待勝率がここまで高いと、しばらくは全冠防衛もあり得る話だと思います

ただ、そこでネックになることを言うと日程的な問題で、流石に公務して移動して対局してとなると普通の棋士に比べてスケジュールが大変になると思います。その分、疲労とかでベストな状態で挑めないのではないかと。

誰が初めて藤井八冠に土をつけるのか?

現状だと永瀬九段が最有力。というのも、今回の王座戦は3勝1敗で名誉王座誕生でもおかしくなかったんです。しかし、永瀬九段の特徴ってエアポケットに入ってしまったというのが目立つ場合があるのです。それが仇となって藤井八冠に奪われたのですが、その前にも伊藤七段にも同じ状況だったし、詰めが甘いから長期の目で見ると期待はできません。

となると、やっぱり伊藤七段になるのかなと思います。
こういうと失礼になると思いますが、年齢的な問題が出てくると思うんです。
永瀬王座が31歳、豊島九段が33歳。つまり、技術的にピーク時に近い状態でこれより上がるという事は望めないと思うんです。あの羽生九段も一時一冠まで後退したときは33歳でした。
それに比べて、伊藤七段はこれからまだまだ伸びる棋士で今はストレート負け喫しても、いずれ藤井-伊藤の対局が増えていき藤井八冠から初めて土付けるのも伊藤七段のような気がします。