永遠亭comacの出張版(ほぼ将棋について)

将棋についてつぶやく(腕前は超ド素人)

【王将戦】シャンプーハットてつじの発言は分かるが・・・

というのも、

 挑戦者が誰だろうと信頼は不変だった。てつじによる本紙恒例(大阪本社発行版の紙面に掲載)の王将戦展望。「藤井さんには申し訳ないが、王将位を獲ることはできない。渡辺さんが同じ失敗を繰り返すことはありません」。渡辺が第68期で復位し、翌第69期以降迎えた挑戦者・広瀬章人八段(34)、永瀬拓矢王座(29)との7番勝負はいずれも的中させた。17年開催の第66期を合わせると過去3回的中。先勝を許した、今期挑戦者をしても確信に揺らぎはないという。

(中略)

 「とても(藤井を迎え撃つ)王将戦を控えている感じではなかった。藤井さんの強さの秘密、つかんだと思います」。渡辺とは競馬ファン同士、情報交換し合う間柄。一昨年に続き、藤井に敗れた昨年の棋聖戦後、税込み130万円の研究用パソコンを購入したとの情報にも力を得て、「本来なら監督とか断って、山寺にこもって修行とかしていい。余裕を感じます」とした。

 藤井は羽生善治九段以来の4冠に輝き、全8冠の過半数を独占して今回5冠目を目指す。「大谷翔平選手は世界が舞台やから仕方ない。でも大谷選手がもしいなければ、もっとえらいことになってました」。スポーツ界を見渡しても序列1位に就く10代はおらず、もっと事件化していい現象と強調する。

 「ないと思うが、渡辺さんがストレート負けしたら藤井さんは死ぬまで勝ち続けます。いいも悪いも本当の強さが出るタイトル戦。人間なのか神なのかが分かる」。史上初3冠VS4冠の頂上決戦第2ラウンドの見所も示した。

【1/21スポーツニッポンの記事より抜粋】

まあ、発言内容からするとあまり良い感じではないけど、てつじの言いたいことなんとなく分かる。
というのも、普通に考えると渡辺名人の粘り・逆転術は長けているから普通のトップ棋士でもかなり手を焼いて、負かされることが多い。その上、常に研究を重ねているから藤井竜王相手が渡辺王将を簡単に負かすことは厳しいと見たのではないかと。

実は僕も2020年の棋聖戦まではタイトル戦で渡辺名人に勝つのは厳しいと思っていました。その理由がてつじさんとほぼ一緒。渡辺名人が負けるときは負けるけど、それでも粘りがとてつもないから手を焼くのは当たり前。しかも永世竜王かけた羽生九段とのタイトル戦は3連敗のあと4連勝で防衛したのだから。それを知っている人はそう思うのではないかと。

ただ、渡辺名人が仰るように技術的な相性というのがあって、藤井竜王から見て渡辺名人の将棋は指しやすいのかもしれない。それが、どの対局でも表れている。つまり、それだけやりにくい相手なのかもしれない。

なので、予想では4勝1敗。その1敗は渡辺名人の意地という風に思ったのです