藤井竜王が今年度5つ目のタイトル戦出場になりました。
5つ目のタイトル戦出場というのは実は2013~15年の羽生善治九段以来の快挙で、
五冠になると、竜王戦で何とか藤井猛竜王(当時)が死守した年(2000年)の羽生九段以来快挙になります。
さらに、史上初の三冠と四冠の対決になります。
藤井聡太竜王の今季の成績
順位戦 B級1組 7勝1敗(2位)
竜王戦、叡王戦 タイトル奪取
棋聖戦、王位戦 タイトル防衛
王座戦 本戦1回戦敗退
棋王戦 本戦3回戦敗退
王将戦 5勝0敗(タイトル挑戦確定)←New
未放映分と合わせて44勝8敗.846
藤井聡太竜王の年度最終勝率は?
実は藤井竜王は冬の勝率が相当高い。
12月~翌年3月までの藤井竜王の成績
2020年度 13勝0敗
2019年度 23勝2敗
2018年度 18勝2敗
2017年度 20勝4敗
2016年度 10勝0敗
合計 84勝8敗.913
実は冬将軍というと竜王11期、王将5期、棋王9期の実績を持つ渡辺名人と言えるのですが、藤井竜王も冬が相当強いと言えます。予選が多いからと言えますが、朝日杯で3度の優勝や竜王戦のランキング戦で5期連続優勝から見ると9割は異次元過ぎる出来だと言えると思います。
で、最高勝率は狙える?
8敗だと48勝(47勝だと最高勝率タイ)
9敗だと53勝
10敗だと59勝
現在の成績は44勝8敗(未放映分含む)
王将戦で4勝0敗の場合 最高14勝0敗で58勝8敗.879
つまり、1敗までだと狙えるが2敗した時点で最高勝率は届かないと思います
その理由が最大で14勝しかできないということ。
内訳は
王将戦 5勝(最大で8局だがタイトル戦で4勝で打ち切り)
順位戦 4勝
JT杯 1勝
朝日杯 4勝
となります。これに棋王戦があれば10敗でも可能性はありました。
なので勝ち数の最大は58勝となり、タイトル戦でストレートもしくは1敗であれば可能性は高いです。逆に2敗すると可能性無くなります。朝日杯で初戦敗退でも他で全勝であれば更新できます。