永遠亭comacの出張版(ほぼ将棋について)

将棋についてつぶやく(腕前は超ド素人)

藤井竜王 六冠達成・・・どころの騒ぎではなかった

いや、正直無理だと思った。

六冠は予想自体はできたが、一般棋戦全優勝は運で何とかなったではないかと思う

実は順調だったというのはJT杯だけ。全部相手に触れることなく快勝した感じでした。
ただ、朝日杯は準決勝はあと数手で投了してもおかしくない場面からの大逆転だったので、やっぱり早指し戦は本当に全棋戦優勝するのは難しいですね。

 

今年度の藤井竜王の成績は53勝11敗0.828(歴代8位)という成績で6年連続8割超えでした。

ただ、今年はタイトル戦がメインというところもあって、一般棋戦除くと8割は届いていない感じでした。

具体的に

順位戦 8勝2敗(POあり)
竜王戦 4勝2敗
王位戦 4勝1敗
叡王戦 3勝0敗
王座戦 0勝1敗
棋王戦 10勝2敗
王将戦 4勝2敗
棋聖戦 3勝1敗

朝日杯 4勝0敗
JT杯 3勝0敗
銀河戦 5勝0敗
NHK杯 5勝0敗

 

タイトル戦が絡むと成績が普通は下がるのですが、去年よりもちょっと上がっているというのは普通では考えられません。

あと、実際にタイトル戦でピンチだったのが王将戦だけで、羽生九段が上手いこと作戦立てて先手番をものにし、第5局も勝ちにつながってもおかしくない場面もあって、第5局取られていたら失冠もありえたのかなと思います。

 

ちなみに去年の4月の予想では

terumokosho.hatenablog.com

ような記事を書きましたが、予想は半分当たっていましたw

というのも、JT杯は前期が準優勝だったから優勝してもおかしくないし、朝日杯も銀河戦も優勝はあり得ると思いました。棋王戦は面白いくらいに当たった。というか、敗者復活にまわるという予想は豊島九段・永瀬王座あたりが来たら敗者復活に回ったら星をこぼすのではないかと思いました。

 

来年度の予想はとなりますが、

全冠制覇の可能性はあるが一般棋戦まで含めるとかなり微妙かなと思います。

その理由が羽生九段が完全復活間近という状態。王将戦見て思ったが渡辺名人・永瀬王座、豊島九段と違って相当手を焼いていた感じに見えました。つまり、羽生九段の経験値、技術は衰えておらず、むしろそれが凶器といってもいいように思えます

なので、たぶん全冠制覇はあり得ても、8割届くかは微妙なところだと思います。

名人戦 4勝2敗
竜王戦 4勝2敗
王位戦 4勝1敗
叡王戦 3勝2敗
王座戦 7勝1敗
棋王戦 3勝0敗
王将戦 4勝2敗
棋聖戦 3勝1敗

朝日杯 2勝1敗
JT杯 3勝0敗
銀河戦 5勝0敗
NHK杯 5勝0敗

47勝11敗0.810

一応予想では8割超えになりましたが、一般棋戦がそこまで順調にいかない気がするんだよな~。ただ、今期より来期のほうがさらに厳しくなるのは必至だと思います