永遠亭comacの出張版(ほぼ将棋について)

将棋についてつぶやく(腕前は超ド素人)

個人的な将棋ニュースTOP10 2021

2021年12月31日ということで将棋ニュースを振り返りたいと思います。

 

第10位 菅井八段 一般棋戦の全棋士戦初優勝

これ、意外な話になりますが、実は一般棋戦の優勝自体は新人王、大和証券ネット将棋・最強戦に続き3度目ですが、全棋士参加の優勝は初めてなのです。

新人王戦は色々規定あって、藤井四冠は16歳で卒業しましたし、本田圭五段もデビューして1年4か月でタイトル戦登場しそれ以降は出れなくなりました。

そして、大和証券ネット将棋・最強戦は16名選抜してのトーナメント戦で全棋士参加ではありません。

今回、銀河戦で優勝ですが、銀河戦は全棋士参加の棋戦で去年は藤井四冠が優勝した棋戦であります。ただ、菅井八段が全棋士参加の一般棋戦で優勝が初めてというのはちょっと意外でした。

第9位 第62・63期王位戦伊藤園が特別協賛し「お~いお茶杯王位戦」に

けど、藤井王位(=竜王叡王棋聖)にとってはややこしかったりw

藤井四冠は伊右衛門茶のCM出ていて大丈夫?というニュースになりました。

それはそうと、実際に過去の王位戦でCMでお~いお茶が流れていて、王位お茶というコメントが結構見受けられまして、伊藤園が特別協賛してこんなものが出たのです

 

第8位 伊藤四段 王位リーグ入り

これは本当にすごかった。永瀬王座破って王位リーグ入りしました。
そして、伊藤四段の快進撃は凄く勝率ランキングで1位に(32勝7敗 .821)
勝率8割は相当難しく大体7割6~8分で1位のラインで8割到達は何年かに1度程度なのです。(まあ、藤井四冠のおかげで8割超えしないと勝率1位無理だと考えている時点でおかしいですがw)

新人王戦で優勝しAbemaトーナメントも大活躍で今後もタイトル戦登場もあるから楽しみです、

第7位 羽生九段ついに通算成績7割を切る

これが普通という人もいますが、2100局超えてなお7割超えは異次元というレベルで、200局超えて7割超えは藤井四冠(彼は8割超え)、永瀬王座、大橋六段、佐々木大地五段の4名。羽生九段は昨年度まで.701でしたが、今年度は王位戦王将戦でリーグ残留したものの、順位戦で陥落圏内で途中8連敗を記録するなど不調が続いて、ついに7割切ったのです。

第6位 藤井四冠 今年度5度目のタイトル戦登場が決まる

これは今までで羽生九段、中原十六世名人、大山十五世名人、谷川九段だけじゃなかったかな。実はそれだけ難しい記録であるのです。
ただ、いずれ八冠独占の時期が来てもおかしくないから、年度5回以上は今回だけにはならないのではと。

第5位 藤井四冠 豊島九段との死闘

今年は豊島九段と17回対局ありまして、13勝4敗で藤井四冠が圧勝という形になりました。しかし、去年まで豊島九段の6連勝だったのに今年大逆転したのか。
その理由は結構簡単で豊島九段にとっても快勝譜が少なかったと言えるのです。というのも豊島九段が決めきれないところが多い印象があったが、逆に藤井四冠も時間攻め仕掛けられて決め手を見失うどころが悪くなる方が多かった。

その後、王位戦第1局見て思ったのが豊島九段の完勝であったが、藤井四冠が1時間半以上余っての敗着って何か起きるのではと思いました。というのも、かなり早い段階で負けを悟ったのではないか。それが後に大化けに繋がったのではないかと。

さらに竜王戦で藤井四冠の4連勝は圧巻でした。

第4位 藤井四冠 50敗到達

これ、本音はうれしいと思った。
というのも、ここまで負けない棋士自体珍しく、200局で到達でエリートクラス。さらに200局超えて8割キープは相当難しい。しかし、藤井四冠が307局目でようやく50敗目に到達。これは普通に今までの棋士の中で最も遅い記録ではないかと。

しかし50敗したことがうれしいって変だと思いません?
その理由が簡単で勝つことも大事だけど場数を踏むことも大事。さらに対局数増やすということは勝たなければいけない。その勝った先にリーグ戦が存在する棋戦もある。つまり、対局数が多い分トップ棋士とあたることが多くなり勉強するということが大事。つまり、50敗したということはそれだけ勉強できる機会を得られたのではないかと考えることが出来る。それをすることでまた上に行けると。

第3位 渡辺名人 4連続タイトル戦登場

これは言うことないですね。というのも、名人・棋王・王将の三冠の渡辺名人が全て防衛。そして、棋聖戦でリベンジで来ましたが、タイトル戦初の3連敗で敗退になりました。

第2位 戸辺七段、渡辺名人破って東西戦に登場

いや~。これは笑った。というと失礼だけど、渡辺名人は戸辺七段が苦手というのが意外ですね。実際は公式戦で3勝1敗で戸辺七段が勝ち越していて、ここでも勝ったのでね。

しかし、番外編でAbemaトーナメントで渡辺名人が戸辺七段指名びっくりしましたがその理由が戸辺七段の売り込みだったようでwww。

第1位 豊島九段の今年度の成績不調

これは相当心配。
というのも、藤井四冠とのタイトル戦で7勝11敗くらいと予想していたが、それ以上に藤井四冠が調子良すぎたのもあって大苦戦した感じ。さらに、王将リーグも陥落し、現在2度目の5連敗中といつもの豊島九段ではないです。その原因が藤井四冠にあるのではという人いますが、確かにおかしくなったのはあります。しかし、勝った対局でも完勝がほとんどありません。レーティングも64下げて、四強から一歩後退。

来年はタイトル戦に出て、早くタイトル取ってほしいと思います。

 

と長々となりましたが2021年はこれにて終わり。
来年もいろいろと気になったことを書いていきますのでよろしくお願いします。