というか、元々4強時代なかったと考えていますが、
みんなが4強時代という理由にレーティングが横並びになっていた時代がありました。
2019年12月から藤井、渡辺、豊島、永瀬がレーティング1~4位になり、2020年3月は
1位 渡辺明 三冠 1948
2位 藤井聡太 七段 1944
3位 永瀬拓矢 二冠 1932
4位 豊島将之 竜王・名人 1928
1位~4位が肉薄でした。しかし
渡辺明 永瀬・豊島に強い。藤井はまだわからない
藤井聡太 豊島に弱い。渡辺はまだわからない。永瀬は対局なし
永瀬拓矢 渡辺に弱い。豊島は五分。藤井は対局なし
豊島将之 渡辺に弱い。永瀬は五分。藤井は全勝中
ということです。
つまり、レートは20差でも得意不得意がはっきり出ている感じです。
ただ、4強時代がないと思う理由に渡辺名人が藤井竜王以外に対し大きく勝ち越ししているということ。つまり、この四強をプロ野球の順位表で表すなら
こんな感じだと思います。つまり、渡辺名人が4冠5冠になってもおかしくないということです。
現在は?
レーティングは
これをプロ野球の順位で言うなら
こんな感覚だと思います
実際は
藤井 | 渡辺 | 永瀬 | 豊島 | 勝 | 負 | 勝率 | |
藤井竜王 | 8‐1 | 7‐2 | 13‐10 | 28 | 13 | 0.683 | |
渡辺名人 | 1‐8 | 16‐5 | 21‐15 | 38 | 28 | 0.578 | |
永瀬王座 | 2‐7 | 5‐16 | 9‐9 | 16 | 32 | 0.333 | |
豊島九段 | 10‐13 | 15‐21 | 9‐9 | 34 | 43 | 0.447 |
対局数に差はありますが、やっぱり永瀬・豊島が渡辺名人に苦戦している印象あり、タイトル戦も全部渡辺名人が勝っています。
逆に藤井竜王は番勝負は全勝中。やっぱり、今年の王位・叡王・竜王で11勝3敗で防衛と奪取が出来たのが大きいです。
つまり、今藤井聡太竜王1強時代と言われていますが、もう一つ言うならレーティングに差がないが渡辺名人も完全に2位と言える状況だと言えます。
永瀬・豊島が2番手につけるには?
これは渡辺名人に番勝負で勝つことが求められます。
つまり、他の棋士に対して威厳を見せつけた上で渡辺名人にも負けない将棋をしなければいけません。藤井竜王に対してもいい勝負しないといけません。
ただ、2番手争いで年齢的に永瀬王座も来年30歳になるんですね。つまり、30歳はタイトル戦で戦えるが、伸びが以前より少ないと思います。だから、数年後には3番手争いが熾烈になると思います。
初参加で王位リーグ入り果たした伊藤匠四段は有望株で、服部四段もレーティングが相当高い。そう考えると両棋士もうかうかはしていられないと思います。
さらに斎藤慎太郎八段も順位戦で絶好調で2年連続名人挑戦権獲得するのではないかと言われてます。
つまり、近いうちだと斎藤八段含め3人で3番手争い。数年後まで見ると3番手争いが5人以上になるのではないかと思います。
藤井竜王は?
八冠必至でしょうw