永遠亭comacの出張版(ほぼ将棋について)

将棋についてつぶやく(腕前は超ド素人)

年間89局は難しい?

今日は年間最多対局数89局のお話

この対局数は最も記録更新が難しいと言われている大記録です。

記録作った本人も今ではかなり難しいと仰っています


www.youtube.com

 

 

年間89局の内訳

順位戦 9局(6勝3敗)
竜王戦 15局(8勝5敗)
棋聖戦 7局(5勝2敗)
王位戦 7局(4勝3敗)
王座戦 5局(3勝2敗1千日手
棋王戦 4局(3勝1敗)
王将戦 5局(4勝1敗)
NHK杯 5局(5勝)
銀河戦 4局(4勝)
日本S 2局(1勝1敗)
全プロ 4局(3勝1敗)
勝ち抜 17局(16勝1敗)
早指し 5局(4勝1敗)

合計 89局(68勝21敗1千日手

 ちなみにこの年の特徴は勝ち抜き戦で羽生九段は16連勝を記録したのです。
他にもタイトル戦もフルセットが多く谷川九段との12番勝負のあと藤井猛九段との12番勝負でいずれもフルセットでした。

何故、年間対局数更新は難しい?

これは藤井二冠がわざとタイトル陥落、C級2組に落ちないといけないからです。

しかし、勝負の世界でわざと負けを作ることは許されません。

なので現状の藤井二冠の場合は不可能の数字と言えます。

それじゃ、誰が可能かというと高田四段や伊藤匠四段の位置です。
しかし、可能と言っても1次予選からで順当に上がってもトップ棋士と当たることもあり、それで89局もとなるとほとんど挑戦者決定トーナメント、リーグ入りすることが多いので相当難易度高いと言えます。

今後は対局数は増える?

これは無理じゃない。が正しいと思います。
というのも、トップ棋士になると1日おきに対局とか日程的に組むのも大変です。現に藤井二冠の日程も大変なことになっていて8/12に竜王戦挑戦者決定三番勝負のあと16日に王将戦予選決勝、18日に王位戦タイトル戦があってと過密スケジュールの上に一つ棋戦増やすのは難しいと思います。

ただ、早指し戦でもフィッシャールールとかの棋戦が出来ると1日3局とかも出来るので可能性はないとも言い切れませんが、まずは藤井二冠のスケジュールをこれ以上過密にしないでください(笑)