永遠亭comacの出張版(ほぼ将棋について)

将棋についてつぶやく(腕前は超ド素人)

将棋は技術だけでは勝てない

今日の話は藤井二冠のこととまた違うお話。

2021年4月 橋本八段が一身上の都合で引退しました。

その一身上の理由はかなり大きい問題なのでここでは触れませんが、精神的ダメージが大きかったようです。

それも成績に出ていたわけではないんですが、2020年度はやっとやっとだっようで、藤井二冠との対局の時も感想戦無しで表上は藤井二冠の体調考慮のためと仰ってましたが、この時から結構病んでいたじゃないかと。

 

実は精神が乱れて負けが続くケースは多いのです。
堀口一史座七段も体調崩してからは勝率が2割台と良くない状態で、藤井二冠との対局の時は順位戦として超異例の午前中で終局ということもありました。ただこの人は朝日オープン将棋選手権で優勝している実力者で、青野九段との対局の時は5時間24分という大長考して勝ったりとか本来はそれなりに強い棋士だったりします。

 

そして、渡辺名人も2017年度は負け越ししましたが、その前年に三浦九段が対局中にソフトを使って不正をしている疑いがあることを指摘し、週刊誌に暴露したことをきっかけに三浦九段が出場停止処分くらったのです。しかし不正利用された経歴が無く三浦九段に対して連盟が謝罪。それを尾を引いてか2017年は竜王失冠、A級陥落と絶不調に陥った(対して三浦九段はA級残留)。

 

いくつか内面性でやられたケースを書きました。

藤井二冠も今は強いし八冠を何年も維持するのではないか?と言われていますが、それは気持ちの面でも安定してのお話。心を揺さぶらされる手を打たれると、たとえ藤井二冠でも簡単に負けることがあります。

実は藤井二冠の場合体力や技術は超一流でも気持ちの面ではまだ未熟だと見ていて、精神面を鍛えないといけないのかなと。それでもデビュー当時に比べると表情に出なくはなりましたけど。