これは本当にやっちまったなですよね。
というのも、
対局規定はタイトル戦毎に送られてきます。
— 渡辺 明 (@watanabe_1984) 2021年12月30日
どの棋戦の対局規定も書いてあることはほぼ同じですが、王将戦では指し込みの記述が残っているのが目を引きます。
説明するには字数が足りないので、興味がある方は「指し込み」「香落ち」「陣屋事件」あたりで調べて下さい(笑) pic.twitter.com/gUMCIAapnX
渡辺名人のツイッターより。
王将戦の特有のルール
王将戦は四番手直り指し込み制が導入されています。
これは王将戦特有のルールで昔は三番手直り指し込み制だったりします。
当時升田八段が「王将戦のねらいは、名人の権威を失墜させることにある」と言っており、指し込み制に反対していたとか。それが後に陣屋事件に発展したのです。
さらに、第5期王将戦では大山王将・名人に対し3連勝し第4局以降指し込み制となったが大山王将が香落ちでも負け「名人が香引かれて負ける」という事態に発展。その後第5局も升田八段が制したが、升田八段の体調不良により第6・7局は中止。
実は王将戦で5勝0敗はこの1回だけ。以後、第9期で香落ち1局だけ行われ、第15期からは四番手直りに改められた。つまり、第15期以降は香落ちの対局は1度も行われていない。
つまり、江戸時代とかは宗銀・印達の五十七番勝負など頻繁に行われていたルールでしたが、今では指し込み制は王将戦のみあって他の棋戦はありません。
王将戦の結果を見て
渡辺名人の落ち込んだ姿見た時、胸が痛かった。
いや、棋聖戦に続き王将戦でもストレート負けは辛い。
だからそう意味では藤井竜王は本当の鬼。
嫌いになったとかそういう意味ではないし、勝負事だから仕方がないけど、指し込みを記録したのは鬼の証。
まあ、藤井竜王が強すぎたが正しいし五冠達成も2001年11月30日~2002年3月12日の羽生九段以来だから素晴らしいことだと思う。つまり、藤井竜王が凄いというのは正しい。
八冠独占も視野に入ってきたけど、これからが本当の鬼になりきれるかですね。
五冠のうち一つでも渡すようでは八冠は無理のような気もしますし、五冠防衛したら数年間は八冠独占のような気がします。