というわけで予想してみる
普通に考えれば藤井竜王が奪取となる。データ上では86%ですので。
ただ、いろんな角度から予想してみます。
冬将軍と言えるのは?
渡辺名人に対しよく言われる言葉です。
その理由が、竜王11期、王将5期、棋王9期と29期のうち25期は10月以降開幕のタイトル戦。つまり、冬場のタイトル戦にめっぽう強いことからこう言われております。
しかし、藤井竜王も冬場強すぎるのです。
12月~翌年3月までの藤井竜王の成績
2021年度 1勝0敗
2020年度 13勝0敗
2019年度 23勝2敗
2018年度 18勝2敗
2017年度 20勝4敗
2016年度 10勝0敗
合計 85勝8敗.914
朝日杯将棋オープン戦 優勝3回、ベスト4 1回(4回中)
藤井竜王も朝日杯で結果残しているので冬場がものすごく強いということが分かります。
つまり、経験値と実績では渡辺名人の方が数段上。しかし、藤井竜王は冬場がもっと強いということです。
しかし、藤井竜王が強すぎる
これは、渡辺名人の対戦ではなく全体通しての対戦で、藤井竜王を負かすチャンスはほとんどないと思ってもいいかと。その理由で、ストップウォッチだと3回しか負けていなく、長時間になればさらに強くなる傾向があります。しかも、悪手をほぼ指さずに終わるという。
これが出たのは竜王戦。
竜王戦では藤井竜王の4勝0敗で終わりました。ミスとかはあったかもしれないけど終始ほぼ優勢を築いたまま勝ったのです。
なので、踏まえて考えると藤井竜王の4勝1敗で奪取が妥当かな。4勝0敗もあるかと思いますが、渡辺名人は戦略家でもあるからそう簡単に指し込みにはならないと