というわけで、昨日藤井竜王が勝ち、稲葉八段が勝ったため昇級は次回の最終戦に持ち越しになりました。
現状を整理しますと
1位 藤井竜王 9勝2敗（11）
2位 稲葉八段 8勝3敗（1）
3位 千田七段 8勝3敗（7）
（）は前期の順位
つまり、この3名に絞られました。
佐々木七段は郷田九段に敗れ7連勝のあとの4連敗で次期もB級1組になりました。
というか、これが本当にあり得ると予想できたから端から佐々木七段の昇級は厳しいじゃないかと思っていました。
話し戻しまして、藤井竜王、稲葉八段は勝てば昇級決定。千田七段は勝った上で藤井・稲葉の結果次第ということになります。藤井竜王が負けた場合は稲葉八段か千田七段が負ければ昇級の可能性残っています。稲葉八段も負けた場合は千田七段が負けると順位差で昇級になります。
さて、藤井竜王にとってはようやくスタート地点が見えてきたかなと。
その理由が、名人のタイトルに一気に近づくということ。
藤井竜王は15歳の時にちょこんとB級1組に入っても全然戦えると思いました。そりゃ29連勝もそうだけど、朝日杯で優勝や勝率から見てもB2以下で戦う棋士ではない感じがしたのです。（こんなこと書くと怒られますが。）つまり、B級1組を1期で抜けても違和感ありません。
そして降級争いも松尾八段が残念ながら決まってしまいました。
残すは阿久津八段と久保九段と木村九段の3名。
この中だと木村九段の方が一見有利に見えますが、木村九段が負けると降級します。
そして、阿久津八段と久保九段戦が最終戦でありますが、どちらが勝っても残留ではなく木村九段が負けない限り残留が無く相当厳しいと思います。
