正直、服部四段が挑戦者になったら富山行こうと思ってましたw
てなわけで、4月2日叡王戦の挑戦者決定戦が行われました。
今対局は本当に激しかった。評価値的には乱高下激しい戦いで、一時服部四段が勝ちに見えてきたところで出口五段が逆転しました。（4/2対局前時点）
出口六段の印象
出口六段と言いますと新人王戦で藤井叡王と番勝負ありまして、その時は藤井叡王の2連勝でした。というか、当時は格の差が浮き彫りになった印象で圧勝するとは思っていました。そして、藤井聡太の被害者第一号と言える事例があって、三段リーグで藤井・大橋に連敗した上に両者が昇段したという苦いことがありました。この2敗が無かったら昇段していました。
藤井叡王と出口六段の直近10局の成績
藤井叡王の直近10局
勝 近藤誠也七段
勝 渡辺明名人
負 千田翔太七段
勝 船江恒平六段
負 永瀬拓矢王座
勝 渡辺明名人
勝 渡辺明名人
勝 阿久津主税八段
勝 渡辺明名人
勝 佐々木勇気七段
8勝2敗 レーティング2062→2066
出口六段の直近10局
負 北島忠雄七段
勝 村田顕弘六段
勝 久保利明九段
勝 金井恒太六段
勝 斎藤慎太郎八段
勝 大平武洋六段
勝 西川和宏六段
勝 佐藤天彦九段
勝 斎藤慎太郎九段
勝 服部慎一郎四段
9勝1敗（9連勝中） レーティング1751→1795
展望は？
防衛確率が96～97％と異次元な数字が出ています。というか、20％くらいだと可能性はある。10％台はワンチャンかな。4％は絶望の数字になるかと思います。まあ、レーティング差は271とここ最近では珍しいかな。なので出口六段がどう戦うかなのかな。
なお、4時間のチェスクロック方式なので一瞬の隙で形勢が逆転ということがあります。だから出口六段も善戦は出来ると思います。ただ、確率が絶望のうえ、藤井叡王は一度リード奪ったらほとんど逆転されず終わることが多いので厳しいかなと。
それと、実は藤井叡王視点からだと出口六段の方がやりやすいのかなという印象がありますね。
予想は3勝0敗で藤井叡王の防衛ですかね。出口六段が実力上げているとは言え、まだまだの印象があります。
