永遠亭comacの出張版(ほぼ将棋について)

将棋についてつぶやく(腕前は超ド素人)

藤井竜王、まさかの年度最高勝率超え?

実はネタバレになるから銀河戦の出来事は伏せておきますが、大変なことが起きています。

 

現在の藤井竜王の成績はこちら

30勝7敗 .811

6年連続8割超えも射程圏内に突入だが、新たな情報として年末までで8割3分3厘まで上昇した場合、8割5分も狙える位置につけるのです。

 

最高勝率更新の条件

最高勝率狙うにあたっての条件は、12月の佐藤天彦九段戦全勝することが条件。

年明けに王将戦が始まり、棋王戦も挑戦者になります。つまり、

王将戦 4勝0敗
朝日杯 4勝0敗
NHK杯 4勝0敗
棋王戦 3勝0敗
順位戦 4勝0敗
銀河戦 2勝0敗

すれば、1敗までなら51勝8敗で8割6分4厘。あとNHK杯、朝日杯のどちらかで1勝1敗した場合、48勝8敗で更新。

つまり条件は

・朝日杯、NHK杯で1勝したのち敗退した場合→王将戦棋王戦、順位戦全勝
・朝日杯、NHK杯優勝→王将戦棋王戦、順位戦合わせて1敗まで(2敗で8割5分)

何故ここまで来ることが出来たのか?

やっぱり、早指し戦が安定していることが大きいと思います。
今期のJT杯で決勝でも3分(1分×3回)の考慮時間残して優勝したところを見ると、早指し戦の安定感が増してきた印象があります。

あと、負けは負けでも痛い負けは1回だけだと思うんです。
王位戦竜王戦は後手番で3敗だが、相手の研究勝ちと言えるし、王座戦の1敗も2度の千日手の末に敗れた訳で仕方がない部分はある。さらに、順位戦は早い時点で負けたものの去年も2局目で負けたのでそこまで大きな問題ではない。棋王戦も2敗失格制のルールの中での1敗なので後がないものの問題視するまででもない。
つまり、王座戦で大橋七段に負けたのは痛かった。

ここから考えられるのが、早指し戦で安定感増して、長時間の対局にも強い。さらに相手の作戦にも対応できている。つまり、着実に全冠制覇進んでいる。さらにミスを繰り返さないというところから王将戦棋王戦も防衛・奪取し一般棋戦も全部優勝してもおかしくないと思います