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将棋についてつぶやく(腕前は超ド素人)

藤井聡太1強時代が本当に来るのか?

以前似た記事を書きました

 

 

terumokosho.hatenablog.com

 

今回は本当に藤井聡太1強時代が来るのかを考えたいと思います。

タイトル戦

まず、タイトル戦は5回登場し5回とも勝っています。

この時点で大偉業です。普通は最初のタイトル戦で負けることもあるし、防衛できるかというと難しいのが当然です。

前回も書きましたがタイトル戦初参加から2回連続勝つということ自体藤井猛九段以来21年ぶり5人目の快挙で5連続は普通はあり得ない。

ただ、今年度4つ目のタイトル戦(竜王戦)も決まっていて、年度5冠も可能性残しています。

仮に5冠達成したとしたとき、全冠制覇するには5冠を2度防衛しなければいけません。さらに王座戦棋王戦も取らなければいけません。その時点でタイトル22~23期になります。異常です。

勝率

デビュー当時の8割4分はまだあり得た。というのも中原十六世名人も85勝15敗だった。さらに順位戦C級2組でトーナメントも下の方だから勝ちまくるのもあり得る。

しかし、藤井三冠の場合はそのあと実力ついてどんどん強い相手と対局交わすが一向に下がらない。101局目~現在まででも155勝31敗0.8333。

このことから、単に勝率高いではなく強い相手でも負かすことが容易ではないけど実力でできるのです。なので、今なお勝率が全く落ちないということは藤井聡太1強時代はかなり近いと言えると思います

対抗馬は?

しばらくは渡辺名人・豊島竜王・永瀬王座・斎藤八段辺りが有力ですが、実は意外な話をするとこの4名が結構初戦というところで負けることもあるのです。渡辺名人は王位戦で5年連続予選落ちだったり豊島竜王棋聖戦で2回戦、王座戦で初戦敗退、永瀬王座も安定しているけどたまにレーティング的に格下に負けることもある。斎藤八段は来期の竜王戦が2組に降格していますし。

今年に限って言うと藤井三冠も初戦というところで落とすこともありましたが、2つ挑戦者になり王将戦もリーグ入りしたのです。

それが勝率に反映されていて藤井三冠は今年も8割超えですが、対抗馬となる4名は6割~7割弱(豊島竜王だけは五分だが7敗は藤井三冠)。なので、100%この4名が挑戦者になるとは限りません。

今はしばらくの話でしたが、28日に永瀬拓矢王座と伊藤匠四段の対局がありまして、伊藤四段にとっては藤井三冠に追いつけるかどうかの試金石になります。仮に伊藤四段が勝てば早い段階で対抗馬に名乗り上げることできるけど、負けた場合でも内容によってはそんなに時間かからないのではと思います。なので年齢的に渡辺名人が衰退したときそこに踏み入れるかですね。仮にさっき上げた4名が泥仕合は違うか。ポカ的な負け方が重なるとレーティングで200~300まで広がる可能性もあります。そうなると、藤井聡太長期政権になっちゃうかもしれません。

まとめ

渡辺名人、豊島竜王、永瀬王座、斎藤八段でタイトル何期献上するのでしょうか?
過去に佐藤康光九段が羽生九段にタイトル17期も献上したのですが、本当にそれくらいの数字が出てもおかしくないと思えます。

さらに100期は超えるとは思いますが、128期超えないといけないかなと思います。というのも大山第十五世名人はタイトル戦が5つの中で80期獲ったのです。単純計算で1つのタイトルで16期という計算できるのです。もし、大山超えを狙うならタイトル130期近く取らないといけないかなと考えています。

まあ、藤井1強時代は来るということです。ただ、どれくらい長い間タイトル戦で絡むか次第ですかね。