永遠亭comacの出張版(ほぼ将棋について)

将棋についてつぶやく(腕前は超ド素人)

トップ棋士とあたる機会が増えれば強くなれる?

9月2日に行われた棋王戦の藤井王位棋聖と斎藤(明)四段との対局中に解説の高見七段の発言で「勝っている人rがどんどん強くなるシステム」と表現したのです。

これはどういうことかというと、
四段になるといろんな棋戦に出れるのです。しかし、竜王戦順位戦除いてシードはありません。つまり、勝ち続けるとトップ棋士とあたる可能性が大きくなるのです。さらに対局数が増えます

藤井王位棋聖の1年目の場合はどうだったか。
藤井王位棋聖棋王戦は挑戦者決定トーナメントに進出。王座戦は翌年からでしたが挑戦者決定トーナメントでベスト4。叡王戦も本戦出ました。

そして、高見七段は

公式戦をやっている時が将棋は一番強くなる。研究会を週3、4回やったとしても、週2回とかのペースで公式戦が入ると、そちらの方が強くなる。相手も本気で来るじゃないですか。やっぱり違うなと。勝てば勝つほど強い相手とぶつかっていくし、そういう意味では勝っている人がどんどん強くなるシステムです。自分もやっぱり普段以上に本気で考えるし、1日に2局3局やる研究会に比べて、この1局にかける公式戦の方がいいですね。

つまり、練習だと「あの手でやってみよう」とか「この手は面白いかも」と準備のためが多いですが、公式戦だと力量も図れるし、強い人とあたる機会が触れるから勉強になりやすいということです。

 

藤井王位棋聖は2018年過ぎから次々とトップ棋士とあたる機会が増え、勉強する機会も当然増えて加速し、17歳でタイトル奪取という偉業を成し遂げたのです。

他の棋士も着実に力尽けていくことで強くなると言えるのです。
だから、棋王戦で斎藤(明)四段が藤井王位棋聖とあたったのは外から見ると運が悪いと言えるけど、本人はいい勉強になるし強くなるうえでは必要な事。

 

なのでタイトルで書いたことは本当のことで、藤井王位棋聖とあたったことのない10~20代前半の棋士はまだまだ伸びしろある。だから、予選を突破してトップ棋士とあたる機会が増えれば一気に強くなることも十分にあり得ます。高見七段も叡王のタイトル取ってからC1を1期で抜けれたし、八代七段もC2ではあるが竜王戦は次期1組に昇級しましたし。強い棋士とあたることは重要なことです。