今日はコメントの応酬でちょっと疲れたから…ということではございませんが、
以前書いた記事について再度書きます。
藤井二冠の独占が悪影響及ぼす?
結論から出いうと、悪影響を及ぼすことはない。
しかし、以下のことが考えられること思います。
藤井二冠を意識した将棋を研究するパターン
これはデメリットばかりです。
まず、対藤井用の手が他の棋士に通用するかというと相当厳しいです。さらにそれが渡辺名人、豊島竜王、永瀬王座がやった場合10~20番手まで下がって藤井二冠の独走が始まると思います。
藤井対策を推奨できない理由で、本来の強いはずが藤井対策によって普通の手が難しく見えるパターンも出てくる。さらに、本来の将棋の指し方ではないことをしているので見えているものが見えなくなる可能性があるのです。
なので、こっちはリスキーなパターン。
考え方としては藤井二冠を倒すを目標に置いているから強くなりたいということではないかと
今まで通り
これは完全に強くなりたい思いで研究などをする。
つまり、地力がついていくのでどこかで大化けすることがある。
特に永瀬王座はそういう兆候が見え、藤井二冠とともに着実に強くなっている。
これだと、藤井二冠といい勝負できる可能性は全然ある。
藤井二冠が完全独走状態は将棋界を弱体化?
これに関してはそう思います。
藤井二冠は慢心することはないのですが、強くなりたいという想いと将棋界の発展とはまた別だと思うんです。
僕が思うにライバルがいないのが一番やってはいけないことだと思うんです。
あの大山十五世名人、中原十六世名人、羽生九段が強かった裏には強力なライバルがいたのです。大山十五世名人の場合は升田幸三、加藤一二三、中原十六世名人も米長邦雄、加藤一二三、谷川浩司がいたから第一線で活躍できた。その上将棋界を盛り上げた。
しかし、藤井二冠の場合永瀬王座とは今後もいい感じで争うかもしれませんが強烈なライバルがいないのがまずいと思います。
その理由が2点あって
・見ている人には死闘とかそういうのが無いから離れる可能性がある
・藤井二冠が弱くなる
前者は相手が最初から無気力で戦うとかの意味では無く、藤井二冠が完勝してしまう機会が多いということ。これを野球で例えるなら、プロ野球のエースばかり集めたチームと社会人チームの対戦。勝つ可能性はあるけど限りなく低いということ。これでは見る価値がなく将棋ファンが離れていきます。
後者はライバルがいないと言うことは競争できるものが無くなるから、どこか妥協点を見つけてしまって伸び代を自ら無くすのではないかと言うこと。つまり下手したら20代前半でピーク迎え、早い段階で引退ということもなくも無いと。
つまり、将棋界を盛り上げには藤井二冠の独占を許してはいけない。全騎士が危機感持たないといけないと思います
おわりに
今回ちょいと討論ぽくなっちゃって収集がつかないと感じたのでこっちで自分なりの考えを書きました。僕は藤井二冠が好きですが、将棋の歴史とかを調べたときにかなり対抗馬を作る必要があると思ったのです。それを今のプロ棋士には藤井二冠に通用しないというのは言ってはいけないと思うんですね。だから、将棋界のためにも藤井二冠のためにも喝入れる必要あるのではないかと思います